真贋(読み)シンガン

デジタル大辞泉 「真贋」の意味・読み・例文・類語

しん‐がん【真×贋】

本物と、偽物。また、本物か偽物かということ。「真贋を見分ける目」
[類語]真偽虚実真否実否正誤あることないこと

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精選版 日本国語大辞典 「真贋」の意味・読み・例文・類語

しん‐がん【真贋】

  1. 〘 名詞 〙 本物とにせ物。
    1. [初出の実例]「今朝女房奉書到来。後円融院永徳御百首〈宸筆〉、並消息〈明口往来詞也〉一巻〈伏見院宸筆云々〉被之。真贋之間可申入之由被仰」(出典実隆公記‐長享二年(1488)一二月三日)
    2. 「古人の筆跡をこのみて、その真贋を論ずる事」(出典:随筆・胆大小心録(1808)九〇)
    3. [その他の文献]〔陸機‐羽扇賦〕

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普及版 字通 「真贋」の読み・字形・画数・意味

【真贋】しんがん

真偽。晋・陸機羽扇の賦〕四體を委(す)てて以て制を受け、雙翅(さうし)を奏してと爲す。~鳥も其の是非を別つこと能はず、人も敢て其の眞贋を(な)し。

字通「真」の項目を見る

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デジタル大辞泉プラス 「真贋」の解説

真贋

作家、美術評論家の白崎秀雄によるエッセイ副題「美と欲望の11章」。1965年刊行。美術界のさまざまな真贋問題を扱う。第14回日本エッセイスト・クラブ賞受賞。

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