着捨てる(読み)キステル

デジタル大辞泉 「着捨てる」の意味・読み・例文・類語

き‐す・てる【着捨てる】

[動タ下一][文]きす・つ[タ下二]
衣服を着られるだけ着て惜しげもなく捨てる。「Tシャツをひと夏だけで―・てる」
脱いだ衣服をそのままにしておく。脱ぎ捨てる。「子供の―・てた服が散らばっている」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「着捨てる」の意味・読み・例文・類語

き‐す・てる【着捨】

  1. 〘 他動詞 タ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]きす・つ 〘 他動詞 タ行下二段活用 〙
  2. 着物を脱ぎ捨てる。
    1. [初出の実例]「人のきすてたる裳など」(出典:たまきはる(1219))
  3. 着物をいたむまで着てそのまま捨ててしまう。着られるだけ着てあとは捨ててしまう。
    1. [初出の実例]「衣類は都上代の島原太夫職の著捨(キステ)し物にかはらず」(出典浮世草子好色一代女(1686)六)

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