睨め付ける(読み)ネメツケル

デジタル大辞泉 「睨め付ける」の意味・読み・例文・類語

ねめ‐つ・ける【×睨め付ける】

[動カ下一][文]ねめつ・く[カ下二]にらみつける。
「じーっと鋭く私の眉間を―・けました」〈谷崎痴人の愛〉
[類語]にらむにらみつけるにらみ合うにらみ返すにらみ睥睨見る

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精選版 日本国語大辞典 「睨め付ける」の意味・読み・例文・類語

にらめ‐つ・ける【睨付】

  1. 〘 他動詞 カ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]にらめつ・く 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙にらみつける(睨付)
    1. [初出の実例]「牙をむき出してにらめ付(ツケ)らア」(出典滑稽本浮世風呂(1809‐13)二)

ねめ‐つ・ける【睨付】

  1. 〘 他動詞 カ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]ねめつ・く 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙 怒りや興奮気持をこめて強く見つめる。にらみつける。
    1. [初出の実例]「科(とが)もなき家老をねめつけ」(出典:甲陽軍鑑(17C初)品一三)

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