睨据(読み)にらみすえる

精選版 日本国語大辞典 「睨据」の意味・読み・例文・類語

にらみ‐す・える ‥すゑる【睨据】

〘他ア下一(ワ下一)〙 にらみす・う 〘他ワ下二〙 にらんで相手をすくませる。また、じっとにらむ。
魔風恋風(1903)〈小杉天外〉前「吉兵衛は物をも云はず、姉妹(ふたり)の態を睨据ゑて居たが」

ねめ‐す・える ‥すゑる【睨据】

〘他ワ下一〙 目をはなさないでじっとにらむ。にらみすえる。
恋慕ながし(1898)〈小栗風葉〉二九「忌々しさうに言って、彼は険しい目で陶山を眈(ネ)め据(ス)ゑた」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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