矛木・鉾木・架木・槊木(読み)ほこぎ

精選版 日本国語大辞典 「矛木・鉾木・架木・槊木」の意味・読み・例文・類語

ほこ‐ぎ【矛木・鉾木・架木・槊木】

〘名〙
ほこの柄に用いる木。
延喜式(927)三「凡桙木千二百四竿。讚岐国十一月以前差綱丁進納」
欄干の一番上の横木(手すり)。普通は円形断面とする。
※今鏡(1170)六「大方、早業をさへ双びなくし給ひければ、反りかへりたる沓はきて、勾欄のほこぎの上歩み給ひ」
鷹狩の鷹を止まらせておく鳥居形のほこの上縁。
※禰津松鴎軒記(室町末か)「たいほこの事〈略〉ほこ木の長さ七尺五寸」
④ ほこのような形をした木。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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