知夫村(読み)ちぶむら

日本歴史地名大系 「知夫村」の解説

知夫村
ちぶむら

面積:一三・六八平方キロ

島前どうぜんの南部、知夫里ちぶり島および周辺の島嶼を現村域とし、江戸時代においても知夫村または知夫里村としてこれらの島全体で一村をなしていた。中心となる知夫里島は西部にアカハゲ山(三二四・五メートル)がそびえ、東部には大峯おおみね(一五三・五メートル)高平たかひら(一四九メートル)がある。高平山の東西には島津しまづ島・大波加おおはか島があり、ほかにたけ島・島・あさ島・かん島・ウデ島など。入江に恵まれ、南側には村役場が置かれるこおり地区とその南西の知夫漁港、東の薄毛うすげひめうら港、北側には竹名たけな港・来居くりい港・古海うるみ港などがある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「知夫村」の意味・わかりやすい解説

知夫〔村〕
ちぶ

島根県隠岐諸島,島前の知夫里島を中心とする村。畜産漁業が行われる。現在は西ノ島から送電されるが 1962年までは農協自家発電で夜間4時間のみの配電であった。西岸には名勝天然記念物知夫赤壁がある。七類,境港 (鳥取県) から定期船の便がある。面積 13.70km2人口 634(2020)。

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