短期調達資本(読み)たんきちょうたつしほん

世界大百科事典(旧版)内の短期調達資本の言及

【自己資本】より

…そのような会社にあっては,株主持分は純資産額の一部分である拠出資本(株式資本金と株式払込剰余金)を中心にして限定的に考えられ,それ以外の純資産額は,会社の存続を前提にして,会社それ自体の持分(主体持分)として考えられるようになってきた。この結果,現代企業の資本構成についての考え方としては,大別して,(1)流動負債から構成される短期調達資本(資金),(2)長期借入金,社債,株主からの拠出資本などから構成される長期調達資本(資金),および(3)企業が経営活動を通じてみずから稼得した利潤を主たる源泉とする自己捻出資本(資金),の三つに分けることが合理的であろう。
[日本企業の自己資本比率]
 従来,日本の企業は欧米先進諸国の企業に比べて自己資本比率が極端に低いことが指摘され,その比率を高めるように資本構成を是正すべきであるとの声が大であった。…

※「短期調達資本」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」