石亀の地団駄(読み)イシガメノジダンダ

デジタル大辞泉 「石亀の地団駄」の意味・読み・例文・類語

石亀いしがめ地団駄じだんだ

《「がんが飛べば石亀地団駄」の略》身の程を考えないで、他をまねようと力んでも限界があることのたとえ。石亀も地団駄。

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精選版 日本国語大辞典 「石亀の地団駄」の意味・読み・例文・類語

いしがめ【石亀】=の[=も]地団駄(じだんだ)

  1. ( 「雁が飛べば石亀も地だんだ」の略。雁が飛ぶのを見て石亀も飛ぼうとするが、石亀のできるのはじだんだを踏むぐらいのことだ、の意から ) 身の程を知らないで、他の人のすることをまねても、自分の力でできることは限度があることのたとえ。ゴマメのはぎしり。鵜(う)のまねをする烏。
    1. [初出の実例]「えならずうら山しくて、うすき身上の者なれども、石亀(イシカメ)もじだんだとかや」(出典:仮名草子東海道名所記(1659‐61頃)一)

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