石井 みどり(読み)イシイ ミドリ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「石井 みどり」の解説

石井 みどり
イシイ ミドリ


職業
舞踊家

専門
現代舞踊,創作舞踊

肩書
石井みどり折田克子舞踊研究所主宰,現代舞踊協会会長,全日本舞踊連合会長

本名
折田 ハナ(オリタ ハナ)

旧名・旧姓
五十嵐

生年月日
大正2年 3月17日

出生地
栃木県 宇都宮市

学歴
宇都宮第一高女〔昭和4年〕卒

経歴
昭和4年石井漠に師事し、師の相手役として歌舞伎座「おちたる天女」で初舞台。5年石井みどりの芸名をもらう。11年独立し、以後公演、創作、指導と活発な活動を続けた。石井みどり・折田克子舞踊研究所を主宰し、63年〜平成16年現代舞踊協会会長、全日本舞踊連合会長を歴任。12年舞踊生活70周年特別公演を東京・芝のメルパルクホールで開催。後進の育成に努める一方、90歳を超えても舞台に立った。主な創作作品に「扇」「ひめゆりの塔」「夢・む…消えかかった瞬間」などがある。

所属団体
現代舞踊協会,全日本舞踊連合

受賞
芸術選奨文部大臣賞〔昭和37年〕 紫綬褒章〔昭和52年〕,勲四等宝冠章〔昭和59年〕 舞踊芸術賞〔昭和34年〕

没年月日
平成20年 3月6日 (2008年)

家族
夫=折田 泉(バイオリニスト),長女=折田 克子(舞踊家)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「石井 みどり」の解説

石井みどり いしい-みどり

1913-2008 昭和-平成時代の舞踊家。
大正2年3月17日生まれ。石井漠(ばく)に師事し,昭和4年「堕(お)ちたる天女」で初舞台。11年独立。戦後,娘の折田克子と舞踊研究所を設立して創作・公演活動をつづけた。37年芸術選奨。代表作に「ひめゆりの塔」「春の祭典」など。63年現代舞踊協会会長。平成20年3月6日死去。94歳。栃木県出身。宇都宮第一高女卒。本名は折田ハナ。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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