石井原村(読み)いしいはらむら

日本歴史地名大系 「石井原村」の解説

石井原村
いしいはらむら

[現在地名]山陽町中島なかしま

中島村東方の山上にある。石井原山千光せんこう寺を中心に成立つ村で、文禄四年(一五九五)一二月の備前国四拾八ヶ寺并分国中大社領目録写(金山寺文書)によれば、「石井原」の寺領四〇石が認められている。慶長一〇年(一六〇五)備前国高物成帳(備陽記)鳥取ととり庄に村名がみえる。寛永備前国絵図に石井原とあり高四五石。「備陽記」に「古ハ石井原山村ト唱」とあり、正保郷帳には「石井原山村」と載る。貞享元年(一六八四)の赤坂郡高目録(池田家文庫)によると慶長九年検地があり、高五〇石余。貞享元年には開方などを含めて二口高七六石余、荒などを引いた残高七〇石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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