石匕・石匙（読み）いしさじ

精選版日本国語大辞典「石匕・石匙」の意味・読み・例文・類語

〘名〙縄文時代の打製石器の一つ。珪石(けいせき)、讚岐(さぬき)石、黒曜石などを加工して、匙(さじ)の形にしたもの。小刀として獣の皮剥(かわはぎ)などに用いたと思われる。東日本に多い縦形と西日本に多い横形に分けられる。江戸時代には天狗の飯匙(めしさじ)とよばれた。石小刀。せきひ。かわはぎ。

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