石妻村(読み)いしづまむら

日本歴史地名大系 「石妻村」の解説

石妻村
いしづまむら

[現在地名]岡山市石妻

下高田しもたかた村の東に位置する。氏神鳥居の左右にある夫婦岩が村名の由来ともいう。慶長六年(一六〇一)木下家定に石妻村二六七石余が与えられた(「徳川家康宛行状」足守木下家文書)。寛永備中国絵図では高二六八石余、足守藩領。貞享二年(一六八五)の高三九一石余、家数四五・人数二三七。氏神は稲荷大明神で社僧は下高田村西明さいみよう坊。ほかに荒神社・阿弥陀堂・観音堂・毘沙門堂があるが、旦那寺は村内にない(「賀陽郡・上房郡寺社改帳」総社市史編さん室蔵)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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