石川牧(読み)いしかわのまき

日本歴史地名大系 「石川牧」の解説

石川牧
いしかわのまき

武蔵国四御牧(勅旨牧)の一。現八王子市石川町付近の谷地やじ(石川)の沿岸一帯に比定されている。もっとも「大日本地名辞書」では都筑つづき郡石川(現横浜市青葉区元石川町)のあたりとしている。川と丘陵山地に囲まれた地形は牧の好適地であった。「延喜式」左右馬寮に規定されている貢馬は年に一〇疋。宮中において当牧を含む武蔵国の貢馬をひく駒牽の儀は八月二五日に行われた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android