石釜(読み)いしがま

精選版 日本国語大辞典 「石釜」の意味・読み・例文・類語

いし‐がま【石釜】

〘名〙 河原石や割石に灰、赭土(あかつち)などを混ぜて塗り固めた製塩用の釜。
※小説平家(1965‐67)〈花田清輝〉三「その塩水を石釜(イシガマ)なかで煮つめて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の石釜の言及

【塩釜】より

… それぞれについて説明しよう。(1)石脚灰粘土石釜は伊勢の一色・黒部,土脚のそれは三河湾岸で用いられた。かまどに焼粘土棒あるいは石柱を約50本立て,上に扁平で径90cmほどの石を並べ,空隙と底上面を木灰粘土で塗り固め,釜底を長径約2mの楕円型とした。…

※「石釜」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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