出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
北アメリカ南西部地方や大平原地方のインディアンが,宗教・治療儀礼の一部として,聖なる地面に多色の砂を用いて描いた絵。南西部のナバホ族の間でもっとも顕著に発達したが,周辺のプエブロ・インディアンや大平原インディアンの一部も宗教儀礼の折にこれを描く習慣をもつ。ナバホ族のばあい,神聖な色とみなされている白,青,黄,黒,赤の5色の砂が用いられ,宗教的な建物の床に,シャーマンの指揮により儀礼の参加者が絵を手分けして完成する。表現されるのは神話上の神,儀礼風景,稲光,日光,虹,山,動植物などで,いずれも彼らの神話の中で重要な役割を果たしているもので,これらは自然との調和を目ざす彼らの世界観を反映している。砂で描かれた絵は,本来は保存してはならず,儀礼の終了とともに消されるのがふつうであったが,現在では,変形した絵の一部を板のうえに表現し,民芸品として売っている。なお日本の砂絵については,〈盆石〉の項を参照されたい。
執筆者:小谷 凱宣
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…これらは盆石というより箱庭とか盆庭に近いものであろう。 盆石の興味が,名石の鑑賞から離れて背景画である砂絵の描き方に移るとき盆画が生まれる。盆画は色砂を用いて写実的にはなるが,しだいに高雅さを失い,大道芸の砂絵や色砂に蠟をつけて水の上に景色を描く水上画なども生んだ。…
※「砂絵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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