砒素(読み)ひそ

精選版 日本国語大辞典 「砒素」の意味・読み・例文・類語

ひ‐そ【砒素】

〘名〙 窒素族元素一つ。元素記号 As 原子番号三三。原子量七四・九二一六。金属光沢のある灰色のもろい結晶と黄色粉末の二種がある。天然には硫砒鉄鉱鶏冠石など、硫化物として産出化合物毒性が強い。農薬医薬などに用いられる。〔稿本化学語彙(1900)〕

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デジタル大辞泉 「砒素」の意味・読み・例文・類語

ひ‐そ【×砒素】

窒素族元素の一。金属非金属との中間的性質をもつ。単体は灰色・黄色・黒色の3種があるが、灰色砒素が普通で、金属砒素ともいい、金属光沢のあるもろい結晶。電気伝導性があり、水・有機溶媒には溶けない。一般に化合物は毒性が強い。合金添加剤・半導体原料などに使用。元素記号As 原子番号33。原子量74.92。

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