研修ビザ制度(読み)けんしゅうビザせいど

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「研修ビザ制度」の意味・わかりやすい解説

研修ビザ制度
けんしゅうビザせいど

外国人が技術などを修得するために,日本国内の企業に一定期間だけ研修という形で就労する際に発行されるビザ制度。日本国内の好景気持続と,日本経済自体が巨大化するにつれ,諸外国,とりわけ東南アジア,南アジア地域から観光ビザだけで入国し,不法に就労する外国人が急増した。このような外国人不法就労問題に対して,国はこのような不法行為を行なった経営者に罰則を課すとともに,この制度により新たに外国人雇用の道を与えた。しかし,この研修ビザ発行も,ある一定の特殊分野の職種に限定されている。したがって単純労働などに対してこのビザは適用されない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android