砕葉(読み)スイアブ

デジタル大辞泉 「砕葉」の意味・読み・例文・類語

スイアブ(Suyab)

中央アジア天山山脈西部の北麓、チュー川河畔にあったオアシス都市キルギス共和国北部のトクマク付近にあたる。の砕葉鎮の置かれた所。
[補説]「砕葉」とも書く。

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「砕葉」の解説

砕葉(さいよう)
Suiye

西域地名スーヤーブ(Sūyāb)の音訳。中央アジアの天山山脈の北麓西部,クルグズスタンのトクマク付近に比定される。東西交通の要衝として,6世紀には突厥(とっけつ)の西方基地となり,その東西分裂後は西突厥の国都となった。ついで唐が西突厥を押えると,679~719年にかけてここに安西四鎮(あんせいしちん)の一つを置き,西域経営にあたった。その後西突厥に属していたテュルギシュ興隆により,その中心となった。

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旺文社世界史事典 三訂版 「砕葉」の解説

砕葉
さいよう

唐代に安西都護府の下に置かれた安西四鎮(四都督府)の1つ。スイヤブ(Suyab)の音訳
のち西突厥 (にしとつけつ) が支配し,さらにトルコ族の一派突騎施 (とつきし) が占領した。現在のキルギスにあるイシク湖北西,トクマク付近。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「砕葉」の意味・わかりやすい解説

砕葉
さいよう

スイアブ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「砕葉」の意味・わかりやすい解説

砕葉
さいよう

スーイ・アーブ」のページをご覧ください。

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