砧(東京都)(読み)きぬた

日本大百科全書(ニッポニカ) 「砧(東京都)」の意味・わかりやすい解説

砧(東京都)
きぬた

東京都世田谷区(せたがやく)南西部にある地区。旧砧村。古代朝廷に納める布を多摩川でさらし、砧を打って布を柔らげ、つやを出したことから地名が生まれたという。小田急電鉄(祖師谷大蔵(そしがやおおくら)駅)、環八通りに接し、西は仙川の谷を隔てて成城と接する。また南は大蔵を経て砧公園(砧緑地)、さらに東名高速道路となる。武蔵野(むさしの)台地にあり、閑静な住宅地で、日本大学商学部、NHK放送技術研究所がある。砧公園の一角には世田谷美術館がある。

沢田 清]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android