硬質(読み)コウシツ

デジタル大辞泉 「硬質」の意味・読み・例文・類語

こう‐しつ〔カウ‐〕【硬質】

質がかたいこと。また、かたい性質。「硬質ゴム」「硬質文体」⇔軟質
[類語]かたい生硬強い硬直堅硬かちかちがちがちかちんかちんこちこちハードかたさ硬化剛性ごつい厳つい

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精選版 日本国語大辞典 「硬質」の意味・読み・例文・類語

こう‐しつカウ‥【硬質】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. かたい性質。物の質がかたいこと。また、そのさまやそのような物。⇔軟質
    1. [初出の実例]「是より胃の狭部を経て硬質なる真胃に輸り」(出典:動物小学(1881)〈松本駒次郎訳〉下)
  3. 物事が強固で崩しがたいこと。冷徹で厳しいさま。⇔軟質
    1. [初出の実例]「河上ほどの硬質の自我と強烈な自己主張は、日本にはめずらしく」(出典:河上肇『自叙伝』(1954)〈桑原武夫〉)

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