碁石宿(読み)ごいししゆく

日本歴史地名大系 「碁石宿」の解説

碁石宿
ごいししゆく

[現在地名]川崎町支倉 碁石

支倉はせくら村内にあり仙台城下へ通じる笹谷ささや街道の宿駅で、東の赤石あかいし宿(現仙台市)より一里一町余、西の小野おの宿へ一里一七町余。寛文六年(一六六六)の脇街道通行取締嘆願書(佐藤作次郎家文書)に「碁石町」とみえ、宿は寛文年間以前に成立していたと考えられ、元禄年中(一六八八―一七〇四)の除屋敷控帳には、碁石町検断として太郎兵衛の名がみえる。「支倉村安永風土記」では同村の端郷とされ、田畑都合六〇貫一九四文で肝入も本村とは別立であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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