碩大(読み)せきだい

精選版 日本国語大辞典 「碩大」の意味・読み・例文・類語

せき‐だい【碩大】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 大きいこと。すぐれて大きいこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「葡萄を種れば、碩大にして甜く、醸す所の酒は、仏国の美酒に劣らず」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一)
    2. [その他の文献]〔春秋左伝‐桓公六年〕
  3. 堂々として、徳のあるさま。また、そのような人。
    1. [初出の実例]「伯魏雄偉碩大、堂々乎有題柱之望」(出典:玩鴎先生詠物百首(1783)北海序)
    2. [その他の文献]〔詩経‐陳風・沢陂〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「碩大」の読み・字形・画数・意味

【碩大】せきだい

容姿のすぐれること。〔詩、陳風、沢陂〕美なる一人り 碩大にして且つ儼たり、寤寐(ごび)に爲すこと無く 輾轉(てんてん)(寝がえり)し伏枕す

字通「碩」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android