磯野 秋渚(読み)イソノ シュウショ

20世紀日本人名事典 「磯野 秋渚」の解説

磯野 秋渚
イソノ シュウショ

明治〜昭和期の漢詩人,書家



生年
文久2年8月20日(1862年)

没年
昭和8(1933)年1月23日

出生地
伊賀国(現・三重県)上野

本名
磯野 惟秋

別名
字=秋卿,通称=於菟介,号=秋渚

経歴
幼年時代から漢詩に親しみ、16歳で大阪に出て小学校代用教員となる。明治24年「なにはがた」の一員となり、29年大阪朝日新聞に入社して「月曜付録」で活躍し、後に校正係長もつとめた。漢詩人、書家として活躍する一方で、関西詩社の中心でもあった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「磯野 秋渚」の解説

磯野秋渚 いその-しゅうしょ

1862-1933 明治-大正時代の漢詩人。
文久2年8月20日生まれ。町井台水師事。明治24年大阪の文芸雑誌「なにはがた」の会員となる。29年から大阪朝日新聞の記者。漢詩,書にすぐれた。昭和8年1月23日死去。72歳。伊賀(いが)(三重県)出身。名は惟秋。字(あざな)は秋卿。通称は於菟介(おとすけ)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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