社会経済構成体(読み)シャカイケイザイコウセイタイ

デジタル大辞泉 「社会経済構成体」の意味・読み・例文・類語

しゃかいけいざい‐こうせいたい〔シヤクワイケイザイ‐〕【社会経済構成体】

物質的生産力一定の発展段階に照応する生産関係の総体と、これを土台とする社会上部構造を総括的に把握する概念史的唯物論立場から社会発展の歴史的段階として、原始共同体奴隷制社会封建制社会・資本主義社会共産主義社会五つの構成体に区分される。経済的社会構成体

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精選版 日本国語大辞典 「社会経済構成体」の意味・読み・例文・類語

しゃかいけいざい‐こうせいたい シャクヮイ‥【社会経済構成体】

〘名〙 歴史的に一定の生産関係と、それを基盤として成り立つ上部構造によって特徴づけられる社会発展のそれぞれの段階の総称マルクス主義では社会の発展段階を原始共同体・奴隷制・封建制・資本主義共産主義の五つの構成体に区分する。経済的社会構成体。

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世界大百科事典(旧版)内の社会経済構成体の言及

【社会構成体】より

…発展段階あるいは歴史の時代区分にも相当する。経済的社会構成体ökonomische Gesellschaftsformationあるいは社会経済構成体sozialökonomische Formationともいう。人間は生きていくために,彼自身の意志を超えて与えられている一定の社会関係にはいらねばならない。…

※「社会経済構成体」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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