社会階層と社会移動全国調査(読み)しゃかいかいそうとしゃかいいどうぜんこくちょうさ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

社会階層と社会移動全国調査
しゃかいかいそうとしゃかいいどうぜんこくちょうさ

社会階層社会移動の研究を目的とする社会調査SSM(Social Stratification and Social Mobility)調査ともいう。階層間の移動や地域間の移動,とりわけ職業移動の関係を明らかにする社会的成層の研究として重要。1950年代初頭,社会構造を国際的に比較研究するねらいで,国際社会学会世界社会学会議において国際共同研究事業となった。日本では 1955年に日本社会学会などによって第1回調査が行なわれ,以降 10年ごとに実施される。無作為に抽出された全国の 20歳以上 70歳未満の人を対象に,調査票を用いて,職業職歴収入学歴,家族,社会に関する意見などについて聞き取り調査を行なう。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android