社寺法(読み)しゃじほう

精選版 日本国語大辞典 「社寺法」の意味・読み・例文・類語

しゃじ‐ほう ‥ハフ【社寺法】

〘名〙 社寺の取締法。また、社寺内の自治法。令制下では、社寺は国家に管理されたが裁判権などは社寺内の僧綱などが行使した。荘園など社寺領が増大するにつれ、社寺内の法をその領内に及ぼすようになったが、中世以降武家政権の台頭により種々の法度が定められ、特に江戸時代には寺社奉行支配下におかれ、きびしい制約を受けた。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android