祇夜(読み)ギヤ

デジタル大辞泉 「祇夜」の意味・読み・例文・類語

ぎや【×祇夜】

《〈梵〉geyaの音写応頌おうじゅ重頌と訳す》十二部経の一。経文の中で、散文で述べたところを、もう一度韻文で述べる部分

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精選版 日本国語大辞典 「祇夜」の意味・読み・例文・類語

ぎや【祇夜】

  1. 〘 名詞 〙 ( [梵語] geya の音訳。応頌(おうじゅ)または重頌と訳す ) 仏語。十二部経の一つ。経典中、散文の教説を重ねて偈(げ)で述べ敷衍したもの。九部経。
    1. [初出の実例]「十二分教〈略〉二者祇夜・此云重頌」(出典:正法眼蔵(1231‐53)仏教)
    2. [その他の文献]〔大智度論‐三三〕

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