祐善(読み)ユウゼン

デジタル大辞泉 「祐善」の意味・読み・例文・類語

ゆうぜん〔イウゼン〕【祐善】

狂言舞狂言。旅の僧が京都五条油小路のあんで雨宿りしていると、狂死した傘張り祐善の亡霊が現れ、最後ありさまを謡い舞う。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「祐善」の意味・読み・例文・類語

ゆうぜん イウゼン【祐善】

狂言。各流。舞狂言。若狭国の僧が京都五条油小路でにわか雨にあい、近くの庵(いおり)に立ち寄ると、狂い死にした傘(かさ)張り祐善の亡霊が現われ、回向を頼んで消える。僧が念仏をすると亡霊が再び現われ、傘尽くしの謡(うたい)をうたい舞を舞う。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android