祝子川(読み)ほうりがわ

日本歴史地名大系 「祝子川」の解説

祝子川
ほうりがわ

五ヶ瀬川の一次支流全長約三五キロ、一級河川。支流も多く、県北主要河川の一つである。源流域桑原くわばる(一四〇七・九メートル)から夏木なつき(一三八六メートル)に連なる大分県境の尾根と、大崩おおくえ(一六四三・三メートル)に挟まれた一帯で、祖母傾そぼかたむき国定公園の一部を含む。雄大なV字谷が連続し、河床には花崗岩特有の変化に富む浸食地形がみられ、周囲の植生と相まって祝子川渓谷(北川町)として県北地方における景勝探索の地点となっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android