精選版 日本国語大辞典 「祝祭劇」の意味・読み・例文・類語
しゅくさい‐げき【祝祭劇】
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
広義には各種の祝典や記念祭に伴うあらゆる演劇上演をいうが、演劇史的にはフェスティバル・プレイfestival play(英語)、フェストシュピールFestspiel(ドイツ語)などの訳語として、16~18世紀にヨーロッパの宮廷や都市で行われた祝祭としての演劇行事をさす。これはルネサンス時代のイタリアの宮廷で始まり、最初はインテルメッツォ(幕間(まくあい)劇)として王侯貴族の間で愛好されたが、やがて音楽、舞踊、屋台、行列、花火、噴水などを取り入れた豪華なスペクタクルにまで発展し、これは一方でオペラやバレエを生むことになった。バロック時代に入るとヨーロッパ各地の王宮に広がり、とくにドイツ、オーストリア、フランスの宮廷が競って大規模な祝祭劇を上演したが、新興の都市の記念行事にも取り入れられて、舞台機構にもさまざまなくふうが凝らされた。今日でもこれらの伝統の一部が各都市に引き継がれており、なかでもオーストリアのザルツブルクやグラーツ、イギリスのエジンバラ、イタリアのベネチア、フィレンツェなどの祝祭劇場が有名である。
[大島 勉]
自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...
4/12 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/12 デジタル大辞泉を更新
4/12 デジタル大辞泉プラスを更新
3/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
2/13 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新