神が手(読み)かみがて

精選版 日本国語大辞典 「神が手」の意味・読み・例文・類語

かみ【神】 が 手(て)

海神の手。また、海神の手中にあること。転じて、おそろしい荒海。
万葉(8C後)七・一二一六「潮満たばいかにせむとか海(わたつみ)の神我手(かみガて)渡る海女乙女(あまをとめ)ども」
[補注]万葉例「神我手」の「手」を、「戸」の誤写とし、「神が戸」(海神の支配する瀬戸の意)とする説もある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android