神の宮人(読み)カミノミヤヒト

デジタル大辞泉 「神の宮人」の意味・読み・例文・類語

かみ‐の‐みやひと【神の宮人】

神・神社に仕える人。
「誰にかも寄らむ―」〈・下・歌謡
天皇に仕える人。大宮人
皇祖神すめろきの―」〈・一一三三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「神の宮人」の意味・読み・例文・類語

かみ【神】 の 宮人(みやひと)

① 神、神社に奉仕する人。神官巫女(みこ)など。
古事記(712)下・歌謡「御諸(みもろ)に つくや玉垣 つき余し 誰にかも寄らむ 加微能美夜比登(カミノミヤヒト)
② (天皇を神として) 天皇に仕える人。大宮人。
万葉(8C後)七・一一三三「皇祖神(すめろき)の神之宮人(かみのみやひと)冬薯蕷葛(ところつら)いや常(とこ)しくにわれかへり見む」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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