神吉寿平(読み)かみよし・じゅへい

朝日日本歴史人物事典 「神吉寿平」の解説

神吉寿平

没年:文政3(1820)
生年宝暦4(1754)
江戸後期の装剣金工家。肥後国熊本(熊本市)に神吉善右衛門の4男として生まれた。名は正忠,忠光。家号は白粉屋。はじめ父や叔父善七に鐔細工を学んだが,安永7(1778)年熊本藩の命により林家3代目藤八に入門し,寛政7(1795)年神吉の姓を藩主から許され,扶持米を授与された。神吉家は寿平以降その子深信,孫の楽寿と続いた。

(加島勝)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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