神威岬灯台(読み)かむいみさきとうだい

日本歴史地名大系 「神威岬灯台」の解説

神威岬灯台
かむいみさきとうだい

[現在地名]積丹郡積丹町大字神岬町

積丹半島の北西部の突端神威岬に置かれた灯台。北海道庁の建設になり、完成後に灯台局に移管する制度のもとで第一号となる。初点灯は明治二一年(一八八八)八月二五日。現存の灯台のうち北海道では五番目に古い。「状況報文」に神威岬の灯台は「鉄造円形ニシテ灯色紅ク二等廻転灯ナリ、光達距離ハ十八里トス」と記される。大正一二年(一九二三)灯台の建替えが行われ、高さ二・五メートルで六面構成の閃光レンズ(第一等フレネルレンズ、ソーターハーレー社製)が導入された(昭和三五年まで使用)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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