神子原村(読み)みこはらむら

日本歴史地名大系 「神子原村」の解説

神子原村
みこはらむら

[現在地名]羽咋市神子原町

福水ふくみず村の北東碁石ごいしヶ峰南西麓の山地に立地。飯山いのやま村と論田ろんでん(現富山県氷見市)を結ぶ道が抜ける。巫女原とも書かれた。元亨三年(一三二三)三月七日の永光寺四至堺田畠注文(永光寺文書)に「巫女原」とみえ、同寺域の西境は巫女原坂登りであった。土方雄久知行目録に村名がみえ、慶長一一年(一六〇六)から高七〇〇俵が土方領、うち荒八四俵余を除き四割が百姓得分。正保郷帳では高五三三石余、うち加賀藩領高一七〇石余、田方五町・畑方六町三反余、土方領三六二石余、田方五町一反・畑方一九町余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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