神往(読み)しんおう

精選版 日本国語大辞典 「神往」の意味・読み・例文・類語

しん‐おう ‥ワウ【神往】

〘名〙 精神がその方に向かって行くこと。心がひかれること。思慕すること。また、虚心の状況になること。
草枕(1906)〈夏目漱石〉六「多く眼を具象世界に馳せて、神往の気韻に傾倒せぬ者が」 〔郭遐叔‐贈稽康詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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