神楽岡東陵(読み)かぐらおかひがしりよう

日本歴史地名大系 「神楽岡東陵」の解説

神楽岡東陵
かぐらおかひがしりよう

[現在地名]左京区浄土寺真如町

真如堂門前新道の北に位置する陽成天皇陵。陵域三〇〇坪。天皇は貞観一八年(八七六)に即位したが、元慶八年(八八四)関白藤原基経によって廃され、のち陽成院と称した。天暦三年(九四九)九月二九日死去。一〇月三日に神楽岡東地に葬られた(日本紀略)。陵は封土円墳で、かつては松樹で覆われていたと伝える。明治に入って修理・整備が加えられた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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