神神楽(読み)かみかぐら

精選版 日本国語大辞典 「神神楽」の意味・読み・例文・類語

かみ‐かぐら【神神楽】

〘名〙 (「かみがくら」とも)
① =かぐら(神楽)《季・冬》
吾妻鏡(1191)建久二年一一月一九日「又重忠・景季等、依仰於当座神曲楽
日葡辞書(1603‐04)「Camigacura(カミガクラ)
② (神の奏する神楽の意) 人のいない家の中などで、神楽を奏する音が聞こえること。民間に伝わる怪異談の一つ。
随筆・享和雑記(1803)三「毎夜かくのごとく音曲の拍子とりどりはやしけるが、日を経て止しと也。田舎にては神かぐらと申ならはして稀にある事の由」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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