神訴(読み)シンソ

デジタル大辞泉 「神訴」の意味・読み・例文・類語

しん‐そ【神訴】

平安時代から室町時代にかけて、寺社衆徒神人神輿神木先頭に立て、神威をふりかざして起こした訴訟強訴ごうそ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「神訴」の意味・読み・例文・類語

しん‐そ【神訴】

〘名〙 神の威をかりてする訴訟。寺社の神人や衆徒が、神輿・神木を先頭にたてて朝廷幕府示威要求すること。強訴(ごうそ)
太平記(14C後)二四「此上に又南北神訴(しんソ)に及び衆徒鬱憤して忿らば、以外の珍事なるべしとて」

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