禁足(読み)きんそく

精選版 日本国語大辞典 「禁足」の意味・読み・例文・類語

きん‐そく【禁足】

〘名〙
一定場所に居させて、外出させないこと。また、外出しないこと。
※車屋本謡曲・木賊(1541頃)「恵遠(ゑをん)禅師虎渓を去らぬ禁足にだに、陶淵明がはかりことにて、虎渓を破り出でしぞかし」
腕くらべ(1916‐17)〈永井荷風〉一四「父から厳しく禁足を申付られたが」 〔宋高僧伝‐八・唐鄲州安国院巨方伝〕
② 罰として外出を禁止すること。また、その刑罰
※思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉二「罪によっては竹箆(しっぺい)とか禁足とか下っては便所掃除とか云ふ罰もあったが」

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デジタル大辞泉 「禁足」の意味・読み・例文・類語

きん‐そく【禁足】

[名](スル)
一定の場所から外へ出るのを禁止すること。「禁足を命じる」
罰として外出を禁止すること。「禁足を食う」
[類語]足止め釘付け監禁軟禁幽閉幽囚拘禁

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普及版 字通 「禁足」の読み・字形・画数・意味

【禁足】きんそく

足どめ。

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