禅観(読み)ぜんかん

精選版 日本国語大辞典 「禅観」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐かん‥クヮン【禅観】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「坐禅観法」の略 ) 仏語。心を一つ対象に専注して正しい智慧により真理を洞察すること。禅を修して心しずかなこと。坐禅して真理を観ずること。
    1. [初出の実例]「蓋禅観之暇、法慮之余、遣避暑之情、助閑之趣也」(出典:本朝文粋(1060頃)一二・亭子院賜飲記〈紀長谷雄〉)

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「禅観」の解説

禅観 ぜんかん

?-? 鎌倉時代の僧。
律宗。奈良西大寺の戒如(かいにょ)の弟子。興福寺常喜院の覚心にもまなび,大和海住山(かいじゅうさん)寺にすんだ。のち如意輪寺にうつり,建長(1249-56)のころ円照にまねかれ東大寺戒壇院で「梵網経古迹(ぼんもうきょうこしゃく)記」を講じた。号は長聖。

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普及版 字通 「禅観」の読み・字形・画数・意味

【禅観】ぜんかん

禅定の行。

字通「禅」の項目を見る

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