出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
政治家。明治38年1月14日群馬県群馬郡金古(かねこ)町(現高崎市)生まれ。東京帝国大学法学部から大蔵省に入る。1947年(昭和22)主計局長となるが翌1948年昭電疑獄に連座して退官。のち政界入りして1952年総選挙で当選、以後連続当選。岸信介(のぶすけ)と行動をともにし1959年岸内閣のもとで自民党幹事長、農相を歴任。佐藤栄作政権誕生に大きく貢献しその功によって佐藤内閣で1965年蔵相になったほか党幹事長、外相を歴任、佐藤の後継者と目されたが、1972年総裁戦で田中角栄に敗れた。その後1973年蔵相として入閣した以外は一貫して田中批判勢力の中心。1976年首相就任、外交面では一定の成果をあげたが、景気回復の失敗とそのタカ派的姿勢が反発を招き、1978年総裁予備選で大平正芳(まさよし)に敗れ退陣。保守本流のなかでは岸の流れを継いで右寄りに位置し親台湾グループの一人。また「経済の福田」を自認し財界主流に多くの支持者をもった。
[伊藤 悟]
1990年(平成2)に政界を引退。長男の康夫(やすお)が後継者として衆議院議員となり、2007年(平成19)9月から2008年9月まで首相を務めた。
[編集部]
『古沢健一著『福田赳夫と日本経済』(1983・講談社)』▽『清宮竜著『福田政権・714日』(1984・行政問題研究所出版局)』▽『福田赳夫著『回顧九十年』(1995・岩波書店)』
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