福祉(読み)フクシ

デジタル大辞泉 「福祉」の意味・読み・例文・類語

ふく‐し【福祉】

《「し」は「祉」の慣用音。》公的な配慮サービスによって社会成員が等しく受けることのできる充足安心。幸福な生活環境を公的扶助よって作り出そうとすること。「公共福祉」「福祉事業」
[類語]福利

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「福祉」の意味・読み・例文・類語

ふく‐し【福祉】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「し」は「祉」の慣用音 ) 幸福。さいわい。現代では、特に、公的配慮による、社会の成員の物的・経済的な充足をいう。
    1. [初出の実例]「奉為建寺檀那雲岩禅門、用増福祉」(出典:宝覚真空禅師録(1346)乾・山城州西山西禅寺語録)
    2. 「皆人類万物の霊長をして健康無恙の福祉(フクシ)を得てその天年を終らしめんがためのみ」(出典:厚生新編(1811‐39)七)
    3. [その他の文献]〔易林‐履之〕

ふく‐ち【福祉】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ち」は「祉」の正音、「し」は慣用音 ) ⇒ふくし(福祉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「福祉」の読み・字形・画数・意味

【福祉】ふくし

幸い。

字通「福」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android