福祚(読み)フクソ

デジタル大辞泉 「福祚」の意味・読み・例文・類語

ふく‐そ【福×祚】

幸い。幸福。
天子の位。宝祚
「誠に王業再興の運、―長久の基」〈太平記・一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「福祚」の意味・読み・例文・類語

ふく‐そ【福祚】

〘名〙
① (「祚」はさいわいの意) さいわい。幸福。福祉
※本朝文粋(1060頃)一二・第三皇子加元服祝文〈紀長谷雄〉「極寿命之遙涯、保福祚之嘉」 〔春秋左伝‐昭公一五年〕
② (「祚」は位の意) 天子の位。皇位。宝祚。
※太平記(14C後)一「誠に王業再興の運、福祚(ふくソ)長久の基」

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普及版 字通 「福祚」の読み・字形・画数・意味

【福祚】ふくそ

幸い。〔漢書望之伝〕之以爲(おも)へらく~信讓、蠻貉(ばんぱく)に行はれ、祚、窮(むきゆう)に(し)くは、世の長策なりと。天子之れをる。

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