禰宜殿(読み)ねぎどの

精選版 日本国語大辞典 「禰宜殿」の意味・読み・例文・類語

ねぎ‐どの【禰宜殿】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「どの」は接尾語 )
  2. 禰宜を敬っていう。
    1. [初出の実例]「それ春日の神子殿。その連れ合ひの禰宜(ネギ)殿の、烏帽子を誂へに見えたのぢゃ」(出典浄瑠璃妹背山婦女庭訓(1771)四)
  3. イナゴバッタキリギリスなどの俗称。
    1. [初出の実例]「祇園林も近ければねぎ殿といふ虫も有」(出典:浄瑠璃・弘徽殿鵜羽産家(1715)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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