秋蝉(読み)シュウセン

デジタル大辞泉 「秋蝉」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐せん〔シウ‐〕【秋×蝉】

秋になって鳴くせみ。秋の蝉。 秋》「―のなきしづみたる雲の中/蛇笏

あき‐ぜみ【秋×蝉】

秋になってなお鳴いている蝉。また、ヒグラシなど秋になって鳴く蝉。 秋》

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「秋蝉」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐せん シウ‥【秋蝉】

〘名〙 秋のセミ。秋に鳴くセミ。《季・秋》
懐風藻(751)従駕〈伊与部馬養〉「舞庭落夏槿、歌林驚秋蝉」 〔古詩十九首

あき‐ぜみ【秋蝉】

〘名〙 夏から秋にかけて鳴く蝉。ヒグラシ、アブラゼミなど。《季・秋》
※俳諧・冬の日(1685)「秋蝉の虚(から)に声きくしづかさは〈野水〉 藤の実つたふ雫ほっちり〈重五〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android