秘密灌頂(読み)ヒミツカンジョウ

デジタル大辞泉 「秘密灌頂」の意味・読み・例文・類語

ひみつ‐かんじょう〔‐クワンヂヤウ〕【秘密×灌頂】

密教で行う灌頂総称
伝法灌頂を受けたのち、十地の位の阿闍梨あじゃり位を受ける最高の灌頂。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「秘密灌頂」の意味・読み・例文・類語

ひみつ‐かんじょう‥クヮンヂャウ【秘密灌頂】

  1. 〘 名詞 〙 仏語
  2. 密教で行なう灌頂の総称。
    1. [初出の実例]「源運僧都記云、真言宗声明又秘密灌頂等、仁和醍醐一流也」(出典:醍醐寺新要録(1620))
  3. 伝法灌頂(でんぼうかんじょう)を終えた者で、真理を悟った阿闍梨うち特にすぐれた者に対してだけ行なわれる灌頂。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android