税外負担(読み)ぜいがいふたん(英語表記)non-tax payments

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「税外負担」の意味・わかりやすい解説

税外負担
ぜいがいふたん
non-tax payments

個人または法人に対し政府により課せられる租税に類似した負担金。狭義には中央銀行の納付金,罰金など政府により強制的に課せられるものをいい,広義には公立学校授業料,免許および手数料,公立病院診療料など政府サービスを受けた個人や法人に課せられるものを含む。国民所得統計では,前者を「税外負担」,後者のうち税外負担以外の部分を「個人または法人から政府へのその他の移転」という。いずれも政府の収入獲得が直接の目的でないという点で租税と異なり,個人や法人から政府への所得の移転であるという点では租税的な性質をもっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android