種子伝染(読み)しゅしでんせん

世界大百科事典(旧版)内の種子伝染の言及

【ウイルス】より

…接木をすると組織の癒合によりウイルスは必ず伝染する。一方,種子伝染性のウイルスは,マメ類のウイルス病やセンチュウ媒介のウイルス病など一部にみられる程度で,伝染率も平均してそう高くない。 野外における最も重要な伝染方法は昆虫による媒介(虫媒伝染ともいう)である。…

【種子消毒】より

…植物の種子,球根,種いもなどに病原が付着し,または潜在したまま運ばれて,発芽から幼苗期にかけて感染することを種子伝染といい,これを防ぐために行われる処理が種子消毒である。消毒法には大別して薬剤を用いる方法と,熱を用いる方法とがある。…

※「種子伝染」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」