精選版 日本国語大辞典 「種子島時堯」の意味・読み・例文・類語
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室町末期の種子島島主。種子島氏第13代恵時の子。初め直時と称し、弾正忠(だんじょうのちゅう)、左近将監(さこんのしょうげん)に任ず。入道名可釣(かきん)。島津氏と交誼(こうぎ)を結ぶ。その女(むすめ)は島津義久(よしひさ)の室。孫忠時(ただとき)の室は島津家久(いえひさ)の女。1543年(天文12)8月、父とともに種子島南岸西之村に漂着したポルトガル船を赤尾木(あかおき)(西之表)に回送させ、その所持する鉄砲二挺(ちょう)を買い取り、家臣に命じその製法を研究させた。以後鉄砲は堺(さかい)商人らにより諸国に広められた。
[五味克夫]
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